アラ還のたわごと

こだわりを通じて、人と人を、人と物を繋げる
つながりびと『はるさん』です。

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きょうは日ごろ考えたり感じていることや、日々の出来事について投稿していきます。

今日のテーマは「アラ還の言葉は若者に伝わるのか?」です。

職業講話に行ってきました。

広島では、小学校~高校の12年間かけてキャリア教育にとりくんでいるのはご存じでしょうか?
小一から「わたしのキャリアノート」という夢のスケッチブックを書いて進学とともに持ち上がって行くんです。

中学1年生は、地域で働く人を学校に招いて職業人講話を聞く。その話から、働くってどんなこと?かを学ぶんです。

今年の6月にに還暦を迎える最近のわたしは、会社で何をしているか?というと、
実は、メインの仕事(こうみえても実はエンジニア)はそこそこに、「ブランド価値向上タスク活動」なるものに力を注いでいるんです。

この「ブランド価値向上タスク活動」では、仕事に直結していることとして、
 ・自社の製品を知ってもらうイベントの企画・運営をしたり、
 ・社内でのブランド価値向上活動への参画を促す施策を考えたり、
 ・マツダミュージアム(※1)説明員をしたり、
 ・ブランド価値経営(※2)に関する新入社員教育に携わったり、
一見すると仕事とは直結していないこととして、
 ・近隣中学校のキャリア教育への人材派遣や
 ・小中学生への出前授業、高校生、高等専門学校生への企業説明会講師
のような地域貢献活動にも参画しているんです。

(※1:マツダに関わる全ての方との出会いの場、絆を深める場)
(※2:マツダとのあらゆる接点でお客さまの期待を超える価値を、カーライフを 通じて提供し続けることで、 お客さまの人生をより豊かにし、お客さまとの間に特別な絆を持ったブランドになることを目指します。)

今日はその一環として近隣中学校へ職上人講話へ行ったときのお話です。

中学校からは、お題としては、
 働く意味、働いて楽しいこと・やりがい、辛かったこと、中学生の頃に取り組むと良いこと を含めて欲しいというものでした。

講話というと誰かひとりが演台に立ってお話をするといういのがよくある形なのですが、今回は若手のエンジニアが自分の経歴や職歴から働くとはどんなことなのかを語り、その合間に私が、コラム的に話を差し込むという掛け合いの形です。

・なぜ勉強をするのか?
・進学や職業選択したときの基準は?
・仕事で失敗した時に何を得たのか?
・仕事のやりがいの見つけ方は?

こんな突っ込みを入れながら若手エンジニアとふたりで掛け合いトークを30分しました。
30分のラジオ番組を5年間やっていた私にとっては、自分の得意なパターンを活かしつつ新しいチャレンジができてわくわくしかない時間でした。

とは、いいつつ相手は孫ほど年の離れた子供たち、こんな年寄りの話を聞いて楽しいのか?との一抹の不安もあったのは確かなんです。

生徒たちは、とても一生懸命に聞いていました。事前にしっかりと準備をしているようであらかじめ聞くポイントを指導されているのか、「職業をどのように選択したのか?」とか「仕事で楽しかったこと・つらかったこと」の話題になった途端にノートを開きメモをし出しました。真剣に聞いていたことは嬉しかったのですが、なにかちょっともやもやした気持ちがありました。

アラ還の言葉は若者に伝わるのか?

ここで、ふと思ったのは、「アラ還の言うことは若者につたわるのか?」

私がコラムの中で伝えたかったことは、
・知識(勉強)は、自分の選択の幅を広げてくれる。
・選択は自分のわくわくセンサーを信じること。
・失敗と成功は紙一重、失敗は行動したからこそ、失敗を恐れずに行動すること
・大切にしていること、好きなこと、得意なことの重なる選択をする

では、10数年しか生きていない、若者にこのことはどう伝わるのだろうか?

わくわくセンサーを信じよう。と言っても、わくわくすることでないこともやっぱりやらないと、この先が不安だとか。(高校進学とか)
失敗はしても良いんだよとか言ってもやっぱり失敗は怖いだろうし、失敗したら笑われるんじゃないか?怒られるんじゃないか?とか、大人から「それ見たことか、言うこことを聞いていれば失敗しなかったのに」とか言われるんじゃないか?と思っちゃうんじゃないかな。

自分のことを振り返っても、長い人生経験を経てようやくわかったこともあり、もっと早く気づければ良かったのにと思うこともある。だから、伝えたいと思ったし、伝えたんです。
自分は、経験してそこから学ばないと本当の意味で理解できないし、いくら周りからいろんなアドバイスしてくれても届かないこともたくさんあった。

じゃあ、話をしても無駄なのか?

僕はそうは思わない。

いまはそんな考えができないとか、そんなことできる訳ないじゃないと思うかもしれないけど、きっと、将来、そういえば昔そんなこと言ってたなと思い出すことがあると思う。一度でも聞いていたらもしかしたら、少ない経験で「わくわくセンサーを信じて良いんだ」と思えるんじゃないかな。

今は「わかりあえらない」からと何もしなくていいのではなく、関わり続けることが必要だ、僕が発したメッセージの何を受け取るかは、全ては受け手に委ねられていて、受け取れる準備ができたベストのタイミングで受け取れるんだと思う。

職上人講話の事後アンケートの回答にいくつか心に残ったことがあるのが、その中で嬉しかったのは、「自分はネガティブ思考だが失敗しても良いと言ってくれて少し安心した。」と言う一言でした。これは失敗と成功は紙一重と言う話を私がしたことに対する感想だし、この子の中で何かが動き出したと言うことが何より嬉しかった。

ということで、自分の伝えたいことは、伝わっていても伝わっていなくても、関係なく発していこうと思う。

最後までおつきありありがとうございます。

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